東京オリンピック・パラリンピック組織委員会(JOC)の森喜朗氏の女性蔑視発言問題が、発言訂正、謝罪会見と進むにつれてどんどん状況が悪化し炎上しています。蓮舫さんにも「いいかげんにしてください」と言われてしまう始末。
発言は撤回したものの、反省の色はみられず謝罪会見では記者に逆ギレ気味の発言まで。事態終息どころか、炎上が広まるばかりです。
これまでも「神の国」や、「必ず転ぶ」発言など数々の失言をしてきた森会長。今回はJOC会長としての立場からの発言ですので日本だけでなく、海外からもものすごいバッシングを受けています。
このページでは森喜朗会長の失言内容や、逆ギレ謝罪会見の様子、JOC会長を辞任したり解任されたりする可能性があるのかなどについてみていきます。
目次
森喜朗の女性蔑視的失言内容とは?
今回の問題の発端となったのが森喜朗会長の日本オリンピック委員会の臨時評議員会でのこちらの発言です。
森会長の問題発言
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
「女性の優れているところですが、競争意識が強い。誰か手を挙げると『自分も言わないといけない』と思うんでしょうね」
「女性を増やす場合、発言の時間をある程度は規制しておかないと、なかなか終わらないので困る」
「組織委員会にも女性はいるが、みんなわきまえておられる」
競争意識が強いのは男性も同じだと思うのですが・・・森会長の女性に対する差別的本音が出てしまったのでしょう。
多くの研究結果では
「女性の方が長く喋る」は100%間違い
という結果が出ています。
引用元: https://president.jp/articles/-/43054
なんの根拠もなく差別的発言をして、さらに問題を炎上させて、、、ちょっとどうしようもないですね・・・。失言王と言われても仕方ないです・・・。
森会長の失言に対する世間の反応
当然解任や辞任を求める声も。
森氏の辞任求める署名、すでに9万人 受験中の17歳もhttps://t.co/Ger0y1T0k1
東京五輪・パラリンピック組織委員会の #森喜朗 会長の「処遇」を求めるネット署名が始まりました。
有志の25歳は、思いをもって「あえて辞任ではなく、処遇の検討を求めた」といいます。 pic.twitter.com/DdefWwkYec
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 5, 2021
海外では「#男女平等」のハッシュタグをつけて抗議も。
森喜朗氏の女性蔑視発言を受けて、世界各国の大使館が、ハッシュタグを使用して男女平等を求める抗議。
日本政府は、これが世界の反応だと認めて真摯に応えるべき。このままだと史上最低の「女性差別五輪」の評価がくだされる。#DontBeSilent#GenderEquality#男女平等 pic.twitter.com/h7I2VEAWxZ
— Masahiro Yamamoto☀映像ディレクター (@masa_rhythm) February 5, 2021
そうなんですよね。。。
森喜朗会長の女性蔑視発言に、「男性のほうが発言時間が長い」という研究結果をもとに反論する記事がいくつか出ている。
これに対して、NASAの小野雅裕さんのNewsPicksでのコメントが、シンプルにすべてを言い表していてすごい。https://t.co/PM4UuToyyp pic.twitter.com/ie3fIolu23
— 中道薫 (@nakamichikaworu) February 5, 2021
発言撤回&謝罪会見も反省の色なしで逆ギレ?
この事態を受けて森会長は発言を撤回しました。まさかここまでの大問題になるとは思ってなかったのでしょうね。この予知能力のなさは、これまでも数々の失言で世の中を騒がせてきた「失言王」と言われる所以かもしれません。
事態を重くみたJOCは早速森会長による謝罪会見を行いました。しかし、森会長の謝罪内容は以下のような「政治家お決まりの謝罪文」という内容で、さらに下を向いて紙(カンペ)を読み上げるだけと言うお粗末なもの。
せめて、「申し訳ございませんでした」の部分だけでも前を見て、深く頭を下げるべきところをそれすらなし。
反省の態度が全く感じられないと、火に油を注ぐ結果に。さらなる大炎上に繋がってしまいました。反省していないと言うよりは「そもそもなぜ自分が責められていて謝罪しなくてはならないのか理解できていない」という感じがします・・・
さらに森会長に質問をする記者に対しては
「あんたの話はもう聞きたくない」
「おもしろおかしくしたいから聞いてんだろ!」
と逆ギレとしか思えない、信じられない発言までする始末。ギャグ漫画のようです。これはもう強制的に解任でもいい気さえしますね。
失言王森喜朗、JOC会長辞任や解任はある?
平等を掲げるオリンピックで「女性蔑視」とも取れるとんでもない失言をし、世間を騒がせている森会長ですがJOC会長を解任されたり、辞任する可能性はあるのでしょうか?
結論から言うと、辞任は本人が完全に否定していますし、解任もないと思われます。というのもJOC側が「この問題は終わった」と発信しているからです。
女性蔑視発言をした森喜朗氏。
オリンピック組織委員会の会長でありながら、オリンピック憲章を理解していないのに首相の菅氏、小池百合子都知事、厚生大臣、自民党・参院幹事長の世耕氏、辞任すべきと言いません
IOC(国際オリンピック委員会)は「問題は終わった」と声明。抗議の声を無視しています— しんぶん赤旗 (@akahata_PR) February 5, 2021
とはいえ、こんな状況になってしまってこのまま解任も辞任もないまま「オリンピックは絶対やる」と言われても、逆に反感を買ってボイコットする国やスタッフ、ボランティアの辞退なども考えられます。
すでにネット上では「史上最悪の女性蔑視オリンピック、いや、モリンピックになりそう」などの声も・・・
解任も辞任もないにしても、もう一度謝罪会見を開いて心を込めてしっかり謝罪するなど、何かしらのフォローがないことにはオリンピックの開催そのものが危ぶまれそうです。
JOC森会長失言で謝罪会見も反省なしで逆ギレまとめ
JOC森会長の「女性蔑視」的失言からの逆ギレ謝罪会見に関してみてきました。
森会長の本音が出てしまった問題発言ですが、そもそもそう言う考えを「本音」として持っている時点で、本人が言う「老害」と言われても仕方ないですし、世代交代を考えてもいいのではないかと思います。
特に日本は政治家や要職の肩の年齢が高く、菅首相は72歳ですし、麻生副総理は80歳、今回問題となっている森会長に関しては83歳とかなりの高齢です。
世界では30代の女性首相もいます。それに比べると日本の女性登用率の低さ、若いリーダーの少なさはびっくりされるほどです。今回の件で森会長がどうなるかはわかりませんが、これがきっかけで日本のリーダーが若返っていくことを期待したいですね
引き続き森会長の言動や、去就に注目していきたいと思います。