最近「アメリカが北京五輪をボイコットする」といった内容のニュースが話題です。
あまり詳しくない人は「米国の中国への報復?」といった考えをする人も多いんじゃないでしょうか?
中国への報復という考えは間違えではありませんが、米国が北京五輪をボイコットすると言い出した理由・背景には、中国のウイグル自治区問題が深く関わっていたのです。
このページでは米国が北京五輪をボイコットすると言い出した理由・背景、中国が行っている人権侵害について解説していきます。
また、H&Mが直面している中国国内からの報復についても触れてい行きますので、最後までご覧ください。
米国が北京五輪ボイコットを示唆した理由とは?
米国が北京五輪のボイコットを示唆した理由・背景は単に報復しているのではなく、中国が新疆(しんきょう)ウイグル自治区で人権侵害が行われているからです。
新疆ウイグル自治区とは中国の西側にある自治区で、ここにはイスラム教を信仰するウイグル民族が生活しています。
このウイグル自治区で生活しているウイグル人が、中国政府によって人権侵害が行われているのではないかと問題になっているのです。
中国政府のウイグル人に対する人権侵害の理由・背景には、過去にウイグル人が起こしてきた独立運動やテロへの報復があげられます。
また、人権侵害を行っている理由・背景のもう一つには、新疆ウイグル自治区にある地下資源を求めているという説などもあるようです。
以下では中国政府がウイグル人に行っている人権侵害について詳しく解説していきます。
中国の人権侵害とは?
中国が行っているとされるウイグル人への人権侵害について解説していきます。
ジェノサイド(民族大量虐殺)
中国はウイグル人に対して、ジェノサイドが行われています。
ジェノサイドと言ってもただ単に殺しているわけではなく、ウイグル人女性を妊娠させないようにしたり、精神的に追い込んで自殺者を増やす環境作りを行っているのです。
収容施設への強制連行
ウイグル人は収容施設に強制連行されるのです。
中国政府は「職業訓練センター」と施設のことを言っていますが、施設内では虐待・洗脳・性暴力といった悲惨な現状が報告されています。
子どもは中国語の教育を強制され、漢人へと作り変えられて行くのです。
ウイグル問題とアパレル企業
新疆産綿花の使用を中止するかしないかが問題となっています。
新疆産綿花の使用を中止したスウェーデンのH&M(へネス・アンド・マウリッツ)は、中国国内からの報復として不買運動が拡大しているのです。
一方、日本のユニクロは新疆産の綿花を使用するかしないかの選択をせまられています。
使用しないとした場合は中国で不買運動が起こる可能性があり、使用するとした場合は米国やEUから批判を受ける可能性がある「板挟み」の状態が続いているのです。
ネット上の声
ネット上の声を紹介します。
選手たちには本当に申し訳ないが、香港問題、台湾侵攻、ウイグル族問題を無視して、やれ新記録だ金メダルだとか心のそこから喜べないと思う。それにオリンピックが終われば、台湾侵攻が現実味を帯び尖閣にも侵攻の手が及ぶ。手の内が解っているので開催はどうかと思うが。
民主主義でもない平和でもない国で、そもそも国際イベント自体行うのがおかしいし危険。
拉致されて人質にすらされかねない。
身の安全が保障されないのに参加するのもおかしい。
ボイコットではなく自由参加でいいんじゃない?
参加しなければ制裁っていうのはおかしいでしょ
“オリンピック精神”は”基本的人権の尊重”を基礎としてに定められています。
その”基本的人権”が”尊重”されていない、ジェノサイド肯定国家には、
”オリンピック精神”を語る資格はありません。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/778d7c3ca723e1487d8ef960073a7eee57bce712/comments
北京オリンピックボイコット賛成
日本の冬季競技の選手の皆さん。
今回の出場は断念してください。残念ですが、それよりも大切な人権を擁護しましょう。
— キャニオン北京オリンピックボイコット賛成 (@canyon6461) April 13, 2021
冬季北京オリンピックをボイコットしたら 戦闘開始するんじゃない?
— 前兆現象 (@okinawa_2020) April 13, 2021